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コラム 痔出血の特徴

痔出血の特徴

現代の多忙でストレスの多い社会と食生活の変化(不規則な食事、食物繊維不足、飲酒)から痔で悩んでいる人が増えています。痔の主な症状には出血、痛み、脱肛がありますが、なかでも出血は痔以外の大腸の病気(炎症、ポリープ、癌)でも見られ、出血の量が少ないからといって決して安心できるものではありません。以下、主な疾患の出血の特徴をあげてみました。

Ⅰ.裂肛(キレジ)
20歳代の女性に多い。いつも便秘気味で排便時に肛門がピリッと裂け(裂創)、痛みとともに鮮血が紙につく程度からポタポタ出てなかなか止まらないことまである。重症になると出血が少なくなったのに痛みが数時間から一日中続くようになる。

Ⅱ.痔核(イボジ)
20歳代から発症することが多い。便秘による排便時の力みや、その他の原因による肛門のうっ血で静脈の塊である痔核が膨らみ、その一部の粘膜が切れて出血する。鮮血が紙につくぐらいから、はしり出る程まで出て貧血になることもある。多くは排便時に肛門が脱出する。

Ⅲ.痔瘻
30歳代以上の男性に多い。飲酒の機会の多い人や下痢気味の人に多い。排便にかかわらず疲れたときや不摂生をしたときに肛門の傍や奥が膨れて痛くなり、いったん血膿が出ると痛みが軽くなる。

Ⅳ.大腸の炎症
肛門の症状がほとんどないのに便とともに粘液や血液(鮮血ではない)が出る。多くは発熱、腹痛、下痢などを伴う。潰瘍性大腸炎、クローン病、アメーバ赤痢、憩室症、薬剤性大腸炎(抗生物質)などがある。

Ⅴ.大腸の腫瘍(ポリープ、癌)
便にいつもわずかな出血と少しの粘液がつくことが多い。もし、残便感や肛門の持続的な痛みが少しずつ強くなるときは注意が必要。

以上の点について気になる点がありましたら、どうぞお早めにご相談ください。

 

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