茨城県つくば市の胃腸・肛門専門クリニック。痔の臨床経験40年以上。痔・肛門のしまりの治療で新しい治療法を実践。全国から来院がある。発表論文多数。

こんな時は肛門の手術

Q.どんな場合に肛門の手術が必要ですか?

A.
肛門に癌ができた時はすぐに手術を含めた治療が必要ですが、それ以外の場合は日常生活への支障具合によって手術を行います。
例えば内外痔核(イボジ、脱肛)では排便の時以外にもイボが肛門から出てしまう時、出血が多くて貧血(結果として輸血を受ける)になる時や、痔がたびたび腫れて痛みが出る時に手術が必要です。
痔瘻(アナジ)では肛門の周りから血膿や膿が度々出て下着が汚れたり、痛みのため座れないとか時々発熱(38~39度)があって仕事ができない時に手術が必要です。裂肛(切れ痔)では排便時に出血が多い時、排便後も痛くて座っていられない時、肛門が狭くなって便がうまく出せない時などに手術を行います。
直腸脱では直腸粘膜が肛門外に大きく出てくる時(例えば手拳大)や、肛門括約筋不全で便がもれて下着が汚れる時など。肛門周囲にできる膿皮症や粉瘤では、次第に腫れ方がひどくなってきたら手術を行います。
ただ、肛門の状態が手術を必要としても次の場合は手術ができません。

①妊娠または授乳中の女性
②85歳以上の高齢者
③認知症などの精神疾患
④気管支喘息が安定していない
⑤腎疾患のため水分や鎮痛剤の投与の制限がある
⑥脳梗塞や心疾患(例えば心房細動、心筋梗塞など)のため血液がさらさらになる薬の休薬ができない
⑦癌のため抗癌剤使用中または骨髄抑制がみられる
⑧重症筋無力症や筋ジストロフィーなどの神経・筋疾患
⑨緑内障で薬剤制限がある
⑩貧血が高度や肝機能障害が高度(肝炎や肝硬変)

⑪未治療の高血圧や糖尿病がある
⑫未治療のアルコール依存症
⑬血液製剤の投与を拒否する(例えば輸血)など。

このように、肛門の手術は患者さんが希望する時に必ずできるわけではありませんので、全身状態の良い時に早めに手術を考えてください。(当院では一泊入院の手術だけを行っています。)

 

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