胃と大腸の内視鏡検査、当日可能です。お電話でお問い合わせください。

肛門のしまり

お尻のしまりが悪い、便がもれる、下着が汚れる・・・

肛門のしまりでお悩みの方へ

大見クリニックでは、便失禁、直腸脱、おならのもれ、便のもれ(下着の汚れ)等の肛門のしまりの機能を改善する新しいトレーニング法(詳しくはこちら)と新しい手術方法を独自に考案し、その治療に積極的に取りくんでいます。あきらめている方も、ぜひご相談ください。
あなたの肛門のしまりは大丈夫?
(
English Version) An Anal Training Method to Prevent Fecal Incontinence

肛門のしまり具合について

 肛門のしまりが悪いと感じる場合には、① 肛門のしまりは正常であるのと、② 肛門のしまりが正常より低下している場合があります。①の場合でよくあるのは、下痢が多くて時々我慢ができなくて失禁することや、実際に痔(内痔核や肛門ポリープ)が肛門外へ出てくることです。まれに、直腸のポリープや癌などの大腸病変が出てくることもあります。②の場合としては、イ.出産時に肛門括約筋を損傷 ロ.以前に受けた痔の手術の後遺症 ハ.交通事故や他の外傷や病気による脊髄神経の損傷 ニ.原因不明の肛門括約筋の機能低下 ホ.加齢に伴う骨盤組織の脆弱化、等があります。とくに、女性では子宮脱や膀胱脱を生じ、また肛門から直腸が脱出してくる直腸脱になることがあります。
 お尻のしまりが悪くて、下着の汚れや、おならの洩れ、便が勝手に出てしまう等という症状は社会生活にかなりの支障を来たし、自宅にひきこもることが多くなります。この状態は、原因にもよりますが、当院で独自に開発した、便失禁や直腸脱に対する新しいトレーニング法や手術方法により肛門をしめることで、その効果が期待されます。
 また、肛門のしまりが良いか悪いかを当院で検査することができます(肛門内圧測定)。検査を希望される場合は、電話での予約(029-857-7373)も受け付けています。お困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

肛門のしまり、直腸脱、便失禁に対する新しい大見クリニック独自の手術法

※ 現在、手術による治療は行っていません。
肛門のしまり(図)直腸脱の手術方法

 上に示した図は、便失禁(便もれ)直腸脱(肛門から腸が脱出してくる)などの肛門括約筋不全の症状を改善する方法として、当院が独自に開発した新しい手術方法です。お腹を開けることなく、お尻の穴を狭くする方法で、世界でも他に例のない方法ですが、手術は決して難しいものではありません。詳しい手術方法はこちら
 現在までに92人の便失禁や直腸脱などの肛門括約筋不全(肛門のしまりが悪い)の患者さんに、この当院で開発した肛門括約筋を縫い縮める手術を行っています。そして、1年以上の経過をみたところ、再発は10名ぐらいで、多くの患者さんに症状の消失または改善がみられています。また、患者さんの年齢は28歳から88歳まで、高齢者の方が中心ではありますが、比較的若い方もいらっしゃいます。
 この手術法は、肛門の神経を再生または反応を増強するものではないので、ほぼ8割ぐらいまでの肛門機能が回復することを期待しています。手術を行った直後は肛門の穴の広さが小指から示指が入るぐらいに狭くなっていますので、糞づまりに注意をして下剤を内服します。便通は1日に2回ぐらいの下痢または軟便を出すようにします。手術後1~2ヵ月経つと、示指が余裕で入るぐらいに少し拡がり、数ヵ月後から1年ぐらいでもう少しだけ肛門が拡がります。手術後2~3ヵ月経った頃からは下剤を内服しないでも排便のできる患者さんもいらっしゃいます。
 実際の手術では、約2~3週間(症状によって異なります)の入院が必要となります。下半身麻酔(麻酔科専門医)のもとで、肛門括約筋を縫い寄せます。手術時間は40分ぐらいです。
 この方法については、2007年以降、日本大腸肛門病学会総会等で発表を引き続き行い、2011年の11月には直腸脱と便失禁について、各々ビデオによるシンポジウムに参加しました。また、2008年7月と2011年6月に医学雑誌でも手術の詳細を報告しています。

小児・高齢者の便失禁

  なお、小児や高齢者では、時々、便秘で糞づまりの状態のために、硬い糞塊の周りから下痢便や軟便が失禁状態で肛門から出てくることがあります。この場合は糞塊を除去すれば治ります。
  また、とくに高齢者では直腸癌が進行して便がスムーズに通らなくなって便失禁の状態になることもあります。そのため、まずは当院を含めた専門医療機関を受診して、必ず状態を確認されることをおすすめいたします。

 

New anal canal repair for rectal prolapse and rectal incontinence with inversion of posterior internal sphincter muscle were carried out of 92 patients in our clinic.

 

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