●胃と大腸の内視鏡検査
●痔の治療・肛門のしまりの治療
<診療受付時間(外来)>
休診:土曜午後・日曜・祝日・お盆・年末年始
※ 金曜の午後は予約の方の検査日となっております。
= お願い =
・初診の方は、できれば受付時間終了の30分ぐらい前までにご来院ください。
・問診票を印刷して記入してご持参いただくと受付が比較的スムーズです。
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肛門-問診票
胃腸-問診票
◎院内はスリッパにはきかえて頂いております。ご自分のスリッパが良い方はお持ち下さい。(紛失予防の為スリッパに印又はお名前をお付け下さい。)
◎プライバシー保護のため、院内での写真や動画の撮影は禁止とさせていただいております。
胃と大腸
胃や大腸の内視鏡検査は、70歳以上になっても受けましょう。検査にご不安がある場合もお気軽にお問合せください。
1)上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
①検査の意義
胃カメラは、食道がん、胃がん、逆流性食道炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍や、ピロリ菌感染症などの診断に有効です。
②胃カメラをおすすめする方の症状
・胃のあたりが痛い
・胃もたれがする
・胸やけがする
・吐き気がする
・背中が痛い、張る、重い感じがする
・体重が減ってきた
・黒い便(タール便)が出る
・貧血がある
・顔色が悪い
・胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある
・食道がんや胃がんが心配
など
③ 検査の方法
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は、経口内視鏡検査(口からチューブを挿入)と、経鼻内視鏡検査(鼻からチューブを挿入)があり、大見クリニックでは、どちらも行っています。いずれの方法でも、ほぼ5分程度で終わります。
<経鼻内視鏡検査>
当院では来院したその日に胃内視鏡検査を受けることもできますが、以下の点に注意してください。
経口内視鏡検査(口から挿入)では、
①朝食を摂っていない
②麻酔薬のアレルギー(歯の治療など)がない
③当院の判断により、心電図異常や血圧に問題がない時
経鼻内視鏡検査(鼻から挿入)では、
上記の①~③に加え、
④血液がサラサラになる薬を服用していない
⑤過去5年間に鼻出血がない
⑥鼻腔が狭くない、鼻の治療をしていない
そして、当日の検査の数に余裕があるなどの条件が満たされていれば、当日検査ができます。
2)大腸内視鏡検査
大見クリニックは大腸癌精密検査登録施設です。
①検査の意義
大腸内視鏡検査は、大腸の中を観察し、大腸の病気(癌、炎症、ポリープ、憩室等)を見つけるために行う検査です。
②大腸カメラをおすすめする方の症状
・血便がある
・便秘と下痢を繰り返す
・残便感がある
・便が以前に比べて細くなった
・腹痛やなんとなくお腹がすっきりしない
・貧血を指摘された
・健康診断で便潜血検査が陽性だった
・大腸ポリープや大腸がんを治療したことがある
・両親や親類に大腸がんになった人がいる
など
③検査の方法
事前に下剤を飲んで、腸の中を空っぽにする必要があります。
便が残っていると小さな病変の見落としにつながる可能性があるからです。
当院では、検査時にご希望があれば痛み止めの注射をします。(ただし、75歳以上の方や全身状態により、痛み止めを使用できないこともあります。)
全身状態の良い方(例えば健康診断でとくに異常がなかった場合)は、朝食をとらずに朝一番でご来院いただければ、午前中に下剤を飲んで、その日の午後に検査ができる場合もあります。
<検査時に鎮静剤の注射を希望する場合の注意点>
しばらく院内で休んでからのご帰宅となります。
検査後もしばらくボーっとした眠気を感じますので、自動車やバイク、自転車などの運転はできません。
④直腸だけを見る検査(大腸がんの5割以上を占める部分です)
この検査は大量の下剤を飲みませんので、午前または午後だけで検査が終わります。実際の検査時間は5分もかかりません。
直腸だけの内視鏡検査を行っている理由は直腸がんの早期発見のためです。 ↑早期発見の重要性について、ぜひ一度お読みください◎通常の内視鏡検査は予約制になっております。お電話または直接来院の上、ご予約ください。お電話でご予約された方は、お早めに一度診察にいいらしてください。その際は、お薬手帳や健康診断の結果がありましたらご持参ください。
全身状態の結果によっては、検査が受けられない場合や、ご予約された検査日を変更していただくこともありますのでご了承ください。
◎患者様のご希望により、検査が始まるまで個室(TV・トイレ付)でゆっくり下剤を飲んでいただくこともできます。
◎検査の結果、癌の疑いがある時には、ご希望の総合病院をご紹介いたします。
・筑波大学附属病院
・つくばメディカルセンター病院
・霞ヶ浦医療センター
・土浦協同病院
・筑波学園病院
・東京医科大学茨城医療センター 他
肛門
次のような症状がある方は、診察を積極的におすすめします。・肛門またはその周りの皮膚に痛みやおできがある
・肛門から出血がある
・排便しても、すっきり出なくて、まだ便が残っている感じがする。
・下着が汚れる・便がもれる
・かゆい・ベタベタと肛門周囲が荒れている
・肛門またはその周囲の皮膚から膿が出る
・肛門から何かが出てくる
これらの症状があると、痔(痔核・痔瘻・裂肛)だけでなく、肛門の機能の低下(肛門括約筋不全・直腸脱)や肛門周囲の炎症(皮膚炎・膿瘍・ヘルペス・コンジローム・膿皮症など)や、まれに直腸や肛門に癌がみられることがあります。
◎ 肛門内圧検査(肛門のしまりの検査)のご案内
この検査で、肛門括約筋の筋力の強さをみます。この筋力が低下すると便が洩れるようになります。この肛門括約筋の筋力は個人差がかなりあり、10~20才代でも低下していて、人前でオナラが勝手に出てしまったり、便意があるとトイレに行くまで我慢することができず、洩れてしまうなどの日常生活に支障を来たすような状態がみられることがあります。
また、高齢になるに従い、全身の筋力の低下とともに肛門の筋力も低下して便が洩れたり、肛門から直腸が外に大きく脱出してくるなどの不都合な状態になったりします。とくに女性の場合は出産に伴い(多産、難産)肛門の筋力が低下して、20~30年後になってから便が洩れるようになることもあります。そして、実際に便が洩れるようになった場合、確実に治す良い治療法は、現在のところまだありません。
そのため、便が洩れるようになる前に肛門の筋力を検査して対処してゆくことが重要です。また、今後手術を含めた治療を考えている場合にも、この検査が必要です。
その理由は、
① 大きな痔核(イボジ)を切除すると、今まで肛門の内腔を圧迫して押し拡げていた塊がなくなることにより、肛門の筋力がすでに低下していると、手術後に便が洩れることがあります。
② 痔瘻(アナジ)の手術では、肛門括約筋が部分的であっても切れるため、便が洩れやすくなります。
③ 裂肛(キレジ)の手術では、肛門の内腔が切れた傷からの炎症のため狭くなっていることから、肛門内腔を拡げることになり、そのため便が洩れやすくなります。
④痔の注射治療や凍結治療でも、肛門の組織が傷害されて、肛門の機能が低下することがあります。
これらのことから、肛門括約筋の筋力を検査して、すでに筋力が低下している場合は積極的に肛門括約筋の筋力トレーニングを行い、筋力を増強します。
↓こちらのページも参考にしてください。
・肛門のしまりについて
・肛門のしまり、新しいトレーニング法
・あなたの肛門のしまりは大丈夫?
気になる点がありましたら、お気軽にスタッフにご相談ください。